ショウガは、はじめに炒める?

はと組の子がとある話をしていました。
「スープに何か分からないものが入っていて」
「食べてみたらとても辛かった」

聞いてみるとその子が食べたものは『ショウガ』でした。
肉の臭み取りや香りづけなどに
スライスやせん切りにした生姜を使用しますが
そのままにして間違えて食べてしまったということあると思います。

そこで保育士の先生が、この日の給食が
ショウガを使ったそぼろ餡だったので
はと組のみんなにこんな質問をしました。
『ショウガをはじめに炒めるのはなんででしょう?』
少し難しい問題ですが
考えて給食の先生に答えを聞きに行ってみようということで
みんな一生懸命考えて給食室にやってきました。

 

そこで今回はショウガなどの”香味野菜”を
初めに炒める理由を紹介いたします。

まず結論として、香味野菜やスパイスなどを先に炒める理由は
『香りを出す』ためです。
炒める油に香りをうつして食欲をそそる料理になります。

 

その時の大事なポイントがあります。
💡熱々に熱した油に入れない
💡常温の油につけておく(からめておく)

みじんぎりにしたショウガやニンニクは
すぐに火が通り、あっという間に焦げてしまいます。
焦げると全体が焦げの味になってしまいます。
油を常温のままでつけておけば乾燥も防げます。

そこから弱火でゆっくりと炒めると
良い香りがしてきます。
また、みじん切りではなくスライスにした状態で
多めの油で揚げるようにして香り移して
香味野菜は取り除くというやり方もあります。
ニンニクでやるとガーリックフライも作れたり
唐辛子の辛味だけを出したりできます。